■著者

キノこ

ひとり料理、ひとり飲みが大好きな健康マニア。
在宅勤務&勝手に週休3日制で働くWebデザイナー。
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【男女格差問題】実録!女性だけがやらされた業務

投稿日:

最近、男女格差や女性差別について取り上げられることが急激に多くなりましたね。
わたしは、Webデザイナーに転向した今でこそ特に仕事上で男女差別を感じることはありませんが
(あっ、面接で結婚してるか予定はあるかとか、さらに出産の予定はあるかは聞かれたことが数回あって、今どきそんなこと聞くんだなぁと驚きました…)
今回は、その前に10年以上勤めた貿易会社であった、女性差別体験談をお話ししたいと思います。

貿易会社で

その会社は、社長のパワハラ発言が多かったものの、勤務時間に関してはホワイトで、
仕事が終われば定時(9時〜17時)で帰っていいし、(当たり前なんだけど)有給を取っても何も言われないし、
体調不良で休んでも疑ったり羨んだりするような人はいないし、中抜けで通院してもいいし、なんだったら美容院に行ってもOKで、
とにかく自分の仕事が終わればいいよ、というとてもいい会社でした。

ですが、経営陣を含め上役が50歳オーバーだったので、昭和の風習が抜けておらず、
「昔からやってきた当たり前のことだから」と何の根拠もなく「女だからやる仕事」がまかり通っていました。

当時は、女性の同僚たちも「仕方ない」と受け入れている雰囲気(心では怒りや疑問があったと思いますが)でしたが、
わたしは昔からそういうのがどうしても受け入れ難く、わたしだけがワーワー言っている感じでした。
特に幹部の一人がわたしの母、ということもあり、みんなが言いにくいことを言わなきゃ!という強い気持ちもあったので…(余計なお世話)

それではその「女性という理由で担当させられた業務」をご紹介します。

激録!女性という理由でやらされた業務

来客受付

受付は女性に決まっている。理由:いきなりムサい男が出るのは印象がよくないから。
入社した頃は、受付の近くに男性がいても基本的には女性が駆けつけなければならない雰囲気でした。
(最後の方はだいぶ緩和されたけど)

電話受付

電話の受付は女性に決まっている。理由:いきなりドボドボ声の男が出るのは印象がよくないから。
殆どが営業である男性宛ての電話なので、直接営業にかかるようにすればいいと訴えましたが(内線とかケータイとか)、
どうしても一回女性の声を挟みたいらしいです。謎。

お茶汲み&お茶出し

お茶の準備は女性に決まっている。理由:男のムサい手でお茶を出されたら飲みたくないから。
「えっ、レストランとかで男性が持ってくるじゃないですか」と言うと、「それはそれ」とのこと。
まず、お茶かコーヒーどちらかいいかを聞き、それを作って会議室に入って給仕。

会議に参加する営業が直接ペットボトルでも渡せばよくない?
しかも、忙しい最中にお湯を沸かして、コーヒーなりお茶を淹れる時間も取られるので(インスタントは許されない)、
男性がやってもよくない?
それも訴えましたが、男の子はやり方しらないからちゃんとできないでしょ、と。オボエロ。

しかしこの件は、辞める直前まで上司(母)とモメました。
母としては「お客さんにはおいしいお茶を飲んでほしい!商社はおもてなしが大事!」という主張で、
わたしとしては「おもてなしってさ、自分からおもてないたいと思って自分でやるものじゃん?人にやらせるのっておもてなし?」と。
営業さんに聞くと、他の会社(大企業)での会議では、会議室にあらかじめペットボトルが置いてあるそうで、
お茶出しはなくなっていっていたそうです。

お酌

これはさすがに途中で撤廃されました。
取引先の韓国の方がいらした時、引いてる&申し訳なさそうにしてたのが印象的でした。そりゃそうだ。
わたしが仕事で韓国に行った時も、会議で女性がお茶を出してくれることはあっても、お酌はさすがにない…
あっ、そもそも女性が会食の場にいたことがない…(それはそれで韓国もどんぐりの背比べ感…)
お友達になりたかったなぁ…

接待に呼ばれる

「小さい会社だから、みんなでお客さんをおもてなししよう!」という謎のスローガンの下に、
営業ではない業務のわたしたち女性も会食に誘われていました。
理由:女性がいた方が雰囲気がやわらかくなるから。
え??意味わからん…
まぁ、おいしいものを経験できたのはいいんだけど…でもやっぱりビジネスに酒付会食接待は不要派です。

食器洗い

お客さんに出したお茶の湯飲みは女性が洗います。入社当初は上司が使ったマグカップとかも洗わされました。
きーもち悪り!!
男性も食器くらい自分の家で洗ってるだろうし、洗い方がわかんないとか絶対ないでしょ。

産休がない

同僚が産休を取得したい旨の希望を出したところ、不可でした。
その同僚は大切な親友でもあったので、「人権問題だ!」とわたしも経営者である母に訴えましたが(ひとり労働組合)、
経営が傾きはじめていたタイミングだったということと、やはり、その産休の間の欠員を埋めるのに、
派遣社員を頼んだりするほどの予算もない、というのが現状だったようで…。

それに関しては、日本政府が会社に補償する制度とか仕組みがなく、零細企業は厳しい状況なんだなぁ、と思ってしまいました。
しかも、男性の育児休暇に否定的な世の中だったので、その分産休を長く取らなければならないし、
本当にジェンダー不平等な国だな、と強く感じました。
ヨーロッパなんかは、夫婦で何日っていう風な国も多いみたいですね。

ちなみに当時、上役たちと男性の育児休暇に対して話したときは、男性が「育児休暇なんてみっともない」くらいの反応でした。
ひどいな、って思うけどそれが昭和の常識なんですね。

男性を呼ぶときは苗字、女性は「女の子」

男性が多い業界(産業機械関係)、ということで取引先のほとんどが男性という理由からか、
営業職で女性を採用していなかった(たぶん)ため、営業は男性のみで、女性は営業補佐や輸出入事務という構図になっていました。

だからか、よく社長が営業さんに放っていた言葉は「そんな仕事、女の子にやらせとけ!」でした。
いや、活字にするとすごい破壊力。
わたしはこの言葉に最後まで慣れることはなく、抵抗しているうちに女の子発言は少し減りましたが、
抵抗したことで社長からは「直接仕事を振りたくないヤツ」と認定されました。
わたし的にはそれで楽になったのですが、その分同僚に負担が行ってたら本当にごめん…と悩んだりしていました。

「うるせぇ女」視線を気にしないで

日本女性が男女格差が根強いのをなんとなく多めにみてやり過ごしてきてしまったのは、
あんまり主張すると「うるせぇ女だな」「神経質過ぎじゃない?」と、男性からのみならず女性からも思われてしまうような
雰囲気が日本にはあるような気がします。
小さい頃、テレビタックルに出演されていた田嶋陽子さんを見て、幼かったわたしは
「女性が男性と同じ権利を主張すると、男性に嫌われるんだなぁ…」と思ってしまっていました。

あと、単純に面倒臭い人だと思われたくないっていうのもあると思いますが、そんなことを言っていたら結婚できないんじゃないかっていう
雰囲気もあるような気がします。
少し話は逸れますが、日本は欧米諸国に比べて男性が結婚後に背負う経済的重圧がハンパないそうです。
そのため、結婚を渋る男性が多く、晩婚化ひいては未婚が増えているとかなんとか。
その理由は、女性が結婚、妊娠すると仕事をできなくなってしまう社会であるため、経済的負担が全て男性にかかってくるから、とのこと。

おばあちゃん世代の謎の諭し

女性の中にも敵はいました。
昔、きんさんぎんさんの娘さんかな?がテレビで言っていた言葉が、もう10年くらい前でしたが衝撃でした。
ハッキリ覚えてはいないのですが、
「最近はねぇ、女の人が男の人に色々言ったりするけど、女は黙ってしおらしく男性を立てて…」
みたいなことを言っているのを見ました。

おばあちゃんはおばあちゃんでそういう世界・価値観の中で生きてきたので、
それを全く否定してしまうとおばあちゃんの人生を否定するようで悲しいと思います。
なので、笑顔で軽快に無視しましょう。

企業戦士の父と専業主婦の母

これもテレビで見ましたが、日本は昭和の高度成長期から「企業戦士の父と専業主婦の母」という家庭が多いですよね。
心理学の専門家の男性コメンテーターさんが、
「男性は、女性の方が優秀だと知っていて、そんな女性が仕事に入ってくると面倒だし自分らの立場がなくなるから、
昔から女性を入れないようにしてきた」
とおっしゃっていました。

それはともかく、家のことは妻に任せっきりで何もしない夫を見てきた子供たちが、
女の子であれば定年まで働くというビジョンがあまり持てず、男の子は家のことは自分は何もしなくて良い、
という考え方が刷り込まれてしまっているということです。

わたしの母は専業主婦経験が一回もなくずっと働いていたため、小学生の頃、友達からは
「キノちゃんのお母さんって「きゃりあうーまん」なんでしょ?」と無邪気に言われたものです。
もちろんその友達の言葉に他意はなく、それほどまだ働く女性が珍しい時代でした。
実際友達のお母さんはみんな専業主婦で、家に帰るといつもお母さんが家にいるということが、
すごくうらやましかったことを覚えています。
ですので、それはそれで子供としては寂しい思いをするのですが…

そんな母親はわたしが中学校に上がると同時に父親と離婚したのですが、それを見て
「結婚しても離婚したら一人で子供を育てなければならないんだ」と考えるようになり、幼い頃から漠然と
「一人で生きていけるようにならなければいけない」という考えを持っていたような気がします。
母は当時の女性にしては収入が高い方だったので、シングルマザーでもわたしを育てることができましたが、
わたしはそれほど稼げるのか?いや、稼げる気がしない…という不安がいつも頭の片隅にありました。

というわけで

そんな母も、今となっては少しずつ昭和な考えをアップデートしてるようですが、
まだまだアップデートできない高齢者も多いことでしょう。
某辛口コメンテーターが、「あの人たち、男女差別とか素でやってるのよ」と言っていましたが、ホントにそう!
素でやってるから許されるわけではありませんが、これだけメディアでも騒がれている今、
下の世代がしっかり注意してあげたいところです。

マジメかよ!
でも、わたしはなぜか幼い頃から男女差別にすごく疑問を抱くような人だったので、思うところがあり書いてみました。

さようなら、昭和(誰)

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