【持続化給付金】ピアノ講師が申請して入金されるまで

今回は、うまきさんの記事をお届けします。
うまきさんは普段はブログを書かない人なのですが、今回、ややこしいと噂の【持続化給付金】の申請をやり遂げたそうで、
同じように苦戦されている方々のお役に立てれば、とのことで今回「きのコラム」で掲載することにしました。（売れないブログで申し訳ない）
それでは、張り切ってどうぞ！

【持続化給付金】ピアノ講師が申請して入金されるまで（個人事業主）

5月1日に申請受付が始まった持続化給付金。
5月中旬くらいまで持続型給付金だと思っていました。知り合いからのLINEで間違いに気付きました。
何回か口に出して言っていたと思うので、さりげなく教えてくれたのかもしれません。

そんな私も早く申請したいと思っていましたが、所属している楽器店から報酬が減少した月の明細がなかなか届かず、6月になってやっと申請できました。（のちにその明細は必要がなかったことがわかります…）
5月に申請した人たちの情報をネットで見ながら割と簡単に申請はできましたが、ネット上にはなかった知り合いから教えてもらった情報や、難しく考えていたけどそんな簡単なことでいいの？と思ったことがあったので、ブログに書くことにしました。

職業：音楽教室ピアノ講師
個人事業主　白色申告

必要書類

• 2019年の確定申告書類
• 売上が最も落ち込んだ月の売上台帳（帳簿）
• 銀行通帳の写し
• 本人が確認できる物（運転免許証、マイナンバーカードなど）の写し

これらの書類はPDFファイルやJPG、PNGの写真データで大丈夫です。

私はこれを読まずにiPhoneで撮影してHEIFで保存され全部撮り直しました。
大したことはないけど、なんだよーと舌打ちしながら撮り直しました。
そして撮り直した後にHEIFからJPGに変換できる方法を知りました。
なんとなくの薄っぺらい知識しかない人間は二度手間を繰り返し成長するしかないのです…。

手続きの流れ

ログインID、パスワードの入力

これはサイトの説明に従って進めれば特に問題はないと思います。
5月の申請開始直後はこの時点でサーバーが混雑して大変だったようです。

基本情報入力

事業形態	個人事業者として登録していればそのまま「個人事業主」と表示されています。
屋号・雅号	ここで最初のつまずき。屋号？何それ？検索したら屋号はお店の名前、雅号は芸名のことらしい。何も書かなくて大丈夫との情報あり。良かったー。安心して何も入力せず空欄で。
本店所在地 （代表者住所）	自宅の住所を入力。
書類送付先
業種 （日本産業分類）	ピアノ講師は、 大分類…教育、学習支援業 中分類…その他の教育、学習支援業 小分類…教養・技能教授業 になります。初めて調べましたが、なるほどですねー。
設立年月日 （開業日）	ここで2回目のつまずき。開業って所属している楽器店が？それとも自分が？調べた結果、自分が仕事を始めた年月で日にちは近いものでオッケーだそうです。私は楽器店に入った年の4月1日と入力しました。
代表者氏名など	自分の名前を入力します。生年月日、電話番号、メールアドレスも自分のものを入力。
特例適用の選択	特例はないので一般的な申請方法を選択。
売上入力	・年間事業収入（A） 2019年確定申告書B左上にある「事業」「営業等 ア」の部分の売上を入力します。経費は引かずにそのままの金額を入力します。 ・売上減少の対象月 私は4月と5月が売上0だったので5月にしました。 ・売上減少月の月間事業収入（B） 0なので0と入力。 ・売上減少の対象月の前年度売上額 私は注意書きを見落として、前年の5月の明細を探してその報酬金額を入力しましたが、本来は最初に入力した年間事業収入（A）÷ 12の金額を入力します。最終確認の時に間違いに気付いて直しました。フゥ〜。これ、項目の名前からすると勘違いしてしまいますよね。「前年度の平均売上額」でいいじゃない。 ここまで入力すると、 A – （B×12）= 給付額 と自動計算されて自分の給付額が表示されます。 法人200万円、個人100万円が最大支給額です。
口座情報入力	・金融機関名、口座番号などの入力 ・通帳の表紙と通帳を開いた1、2ページのコピーの添付 iPhoneで通帳を撮影して添付。口座番号がはっきり見えるように細心の注意を払って。
添付書類	・2019年度の確定申告書の添付 これは収受印がないとダメで、私は郵送で確定申告書類を提出しているため控えがありません。代わりに納税証明書でも良いとのことですが、証明書をもらうには税務署の窓口で申請して交付か、オンラインで申請して窓口か郵送か電子ファイルで交付。 電子ファイルでの交付にはICカードリーダーとマインナンバーカードが必要。どれもないよー郵送してもらうしかないかな…というようなことをピアノ講師の先輩と話していたら、 「税務署で申告書の控えを閲覧できてスマホで撮影できる」との情報をゲット。これはネットでは見なかった情報でした。 窓口は面倒と思っていたけどすぐに済むなら出向いて閲覧させてもらおう、と空いてそうなお昼12時半頃に税務署に行き、窓口で「持続化給付金の申請で申告書の閲覧をしたいのですが」と伝えて無事に控えを撮影できました。税務署での滞在時間は20分くらいだったと思います。閲覧する際には身分証明証と印鑑が必要です。 ・2020年の対象月の売上台帳等 これは収入が減った月の証明をするものなのですが、私は楽器店から届いた金額0と書かれた報酬明細をiPhoneで撮影してドヤ顔で添付しました。が、これは認められず申請後に不備メールが来て台帳を作成し訂正しました。 その作成した台帳がこれだ！ 売上 令和2年（2020年） 5月分合計 それさえ書いてあればチラシの裏に書いてあっても通る、という情報を見かけて本当かい？と思いましたが本当と言っても過言ではありません。これで大丈夫でした。 流石にチラシには書きませんが作成なんて大袈裟なものではなく、不備メールがきてから普段つけている家計簿的なものに急いで書きました。汚い字ですみません。 事業者名も必要、と後になってどこかで見かけましたが、個人だからか大丈夫でした。今更エクセルや会計ソフトで作るのかーと思っていたけどこれでいいの？という感じ。早く頂戴よーと思っていた楽器店からの明細は必要なかったのです。でもまあ、明細が届くのを待っている間にスムーズに給付され始めた6月に申請することになったので結果オーライです。 というわけで、上の画像を売上台帳として添付しました。 ・本人確認書類 運転免許証の表と裏をそれぞれiPhoneで撮影して添付。 ＊添付書類を用意する時に1つ焦ったのは、税務署で確定申告の控えをHEIFで保存されるように撮影してしまったことです。それをJPGに変換するにはどうすれば良いかわからず、調べたところパソコンに転送すれば自動的にJPGに変換されるとあったのでiPhoneからmac miniに有線で転送したら変換されました。唯一撮り直すのが簡単ではないものだったので冷や汗もんでした。

申請から入金までの時間経過、流れのまとめ

6月9日　23時頃	申請
6月17日	不備メール 即日、手書き台帳を添付し訂正。
6月20日 3時頃	夜中に謎メール受信、赤枠出現。 「【お知らせ】現在の確認状況と今度のご連絡について」という通称「謎メール」。 メールの内容は下の画像の通称「赤枠」の文章と全く同じで、私は不備があるの？ないの？あの台帳でいけるの？とドキドキしながら数日を過ごすことになります。 　 この赤枠は自分の申請内容を確認できるマイページに出現します。 これが消えた翌日に入金というのがここ最近（5月後半から6月以降）のパターンらしく、毎日マイページを確認しつつTwitterで申請日の近い人たちの状況を確認。仕事の合間に何度も。おはようからおやすみまで。
6月24日　15時頃	赤枠消滅
6月25日　9時頃	入金

最後に

以上が私の持続化給付金申請の記録です。
これから申請される方の参考になればと思います。

私は無事に申請できましたが、同じピアノ講師でも収入を雑所得や給与所得として確定申告している人は対象ではありません。
私に色々と情報をくれた先輩もそれが原因でまだ申請できていません。早く追加支援策を…と思っていたら！
これを書いている今日（6/26）、対象者の拡大が発表されました。6月29日から開始になるとのことで、この記録が何かお役に立てば幸いです。