化粧水を使わないノー化粧水スキンケアを、約2年ほど実践してみました。
スキンケアネタの連投になりますが、今回はその感想などをご紹介したいと思います。
ノー化粧水スキンケアをはじめたキッカケ
前々から、
「水で顔洗ったときにその水が皮膚に浸透しないのに、なんで化粧水は浸透するってことになってるの?」
という疑問をずっと抱いていたわたしは、「ノー化粧水スキンケア」が気になっていました。
そんな時、長年勤めた貿易会社を退職し、失業保険をもらいながら勉強をする貧乏生活になったことを機に、始めてみました。
ノー化粧水スキンケア論
これを唱える人の理論は以下の通り。
- 肌は排泄器官だから浸透はしない
- 水分が蒸発するときに余計に乾燥する
- 肌が怠けて自ら潤おうとする力を発揮しなくなる
- 欧米人は化粧水を使わない
そんな感じ。
「皮膚にはお肌を守るバリア機能があるから外側から化粧品の成分は入れないし、バリア機能を破壊して成分を入れたらその後の肌は無防備になって炎症を起こすでしょ?」
ということですが、これも一理あるみたいです。
人間の肌は、バリア機能によって奥に異物を侵入させないようにできてるし、化粧品がそんな
「バリア機能をこじ開けて入って、その後閉じて帰る」みたいなことをできるわけもないし…
だから化粧水は必要ないんです!
それに、水分つけたって蒸発するだけですからー!ですからーですからー
というのがノー化粧水スキンケア論のようです。
それを信じて始めたのですが…
始めてすぐ
すごいつっぱったりするのかな、と思ったら意外と大丈夫。
うん、イケるかも。
化粧水買うお金も浮くし♪
ちなみに方法としては、洗顔後、ミノンの乳液をつけるだけでスキンケア終了。(LDKでミノンの乳液が成績がよかったので)
1年後
全然問題ないじゃん。
シワが増えたとか乾燥で粉ふいたりとかいうトラブルもないし、やっぱり化粧水って必要ないんじゃね?!
1年半後
スキンケアブランドでWebデザインのお仕事が決まり、研修も兼ねてこのブランドの商品を数日間使うことになりました。
しかもこのブランドはボタニカル系?オーガニック系?なので、安心して使ってみました。
久しぶりに化粧水使っちゃうなぁ、大丈夫かなぁ?なんて心配しながら、渡されたテスターたちの中から化粧水を探してみたら、
化粧水がない!
そうか!フランスのブランドだからか!やっぱり欧米人は化粧水を使わないんだ!!
しかしよく見るとその中にローズミストがあったので、これかなぁ?と顔に吹きかけてみたところ…
シミる……
久しぶりに化粧水つけたからかなぁ…?
もしかしたら、もう化粧水が要らない肌にアップデートされたのかも♪
わたしの肌が「もう化粧水がなくても大丈夫だよ」って言っているんだなぁ、と勝手に解釈して、
数日テキトーにつけて、テキトーに使用感をメモして、やめました。
2年後(現在から数ヶ月前)
いつからか大量にできていた、おでこの白ニキビを治療するため、皮膚科で「ディフェリン(アダパレン)」というお薬を処方してもらったのですが、そのお薬を使用した結果、副作用でシワができてしまいました。
(詳しくは過去記事:そうだ、皮膚科に行こう【クリニックでニキビ治療しました】をご覧ください♪)
そんなキノこのおでこちゃんをどうしても元に戻したい!
と思い、スキンケアを見直してみることにしました。
もちろん、シワになってしまったのは薬の副作用のせいなのですが、どうしても早く治したくて、
ここでとうとう、約2年間信じて実践してきた「ノー化粧水スキンケア」も疑ってみることにしました。
日本人の肌
まず、ディフェリン(アダパレン)の副作用について調べているときにわかったことです。
のだそうです。欧米人に比べて。
さらにネットで調べ進め、わかったことは、
薄い角質を補うように、欧米人より皮脂量が多いということと、真皮が厚いということです。
そのため、コラーゲン等のタンパク質を含む真皮が厚い日本人は欧米人に比べて、シワが少なくハリと弾力のある肌を持っているということだそうです。
ふむふむ。
死んだ細胞
前に美容師さんに聞いた話ですが、髪の毛はほとんどが死んだ細胞だそうです。
これはもう結構知られているようですね。
根本は天使の輪があってツヤツヤでキレイなのに、毛先は枝毛に悩まさせるのはそのせいなんですね。
皮膚も同じで、皮膚の一番外側の角質層は「死んだ細胞の集まり」なのだそうです。
これも美容に興味がある方はご存知だと思います。
んじゃ、やっぱり水分とか要らなくない?死んでるとこにさ?
んーでも、髪の毛も枝毛ができないようにトリートメントすると予防できたりするから、
死んだ細胞とはいえ、そこにうるおいを与えて応急処置をし続けることで、内側のハリを維持する助けになるってこと?
わー!わかんないようーー
おばあちゃん
思えばおばあちゃんって、化粧水をつけてるイメージがすごく強い、と思うのはわたしだけでしょうか。ヘチマ的な。
乳液やクリームよりとにかく化粧水をつけているという印象が残っています。
そう考えると、日本人が昔からやってたことには何か理由があるのでは?と考えました。
調べてみるとやはり、日本人は江戸時代とかから化粧水的なものを使っていたそうです。
そんな日本人が、海外の人から肌がキレイと言われているんだから、やっぱり昔から日本に伝わるスキンケア法をやっとけばいいんだ!黙ってやっとけ!
と方針転換にまた一歩近づきました。
貿易会社に勤務していたとき、韓国の女性と中国の女性が口を揃えて「日本人は肌がキレイ」と言っていて、
「いや、そっちでしょ!」とお返ししましたが、東アジアの中で褒めあうというなんだか微笑ましい出来事がありました。
東アジアの人ってみんなお肌がキレイなイメージありますよね。
まぁ、だいたい芸能人を思い浮かべてお互い言ってるフシはありますが…
そこで、韓国も日本のスキンケア法を流れは同じなのかな?と調べてみました。
韓国の有名ブランドの現地のサイトとかスキンケアルーティーン的な記事を確認してみましたが、
あれ…もしかして…、化粧品をそんなに重きを置いていない?気のせいかな??若干の化粧水に対する温度差を感じました。
なんかやっぱり、日本人は特に化粧水好きで、昔から化粧水に対して特別な思い入れがあるんじゃないかなって感じました。
というわけで
ノー化粧水スキンケアを2年間続けてきましたが、いいか悪いか…
シワとかたるみとかに対しては別にどちらでもいいような気がしました。(わかんないけど)
ただ、ニキビが増えたのは、今考えると何か関係があるのでは、と思いました。
日本人は皮脂が出やすいから、保湿しないと肌ががんばって必要以上に皮脂を出しちゃって、その皮脂に菌が繁殖してニキビの原因になる説もありますし、なんかそれは納得できます。
でもまぁ、この「化粧水不要論」は皮膚科のお医者さんの中でも意見が分かれるようですし、ハッキリしたことはまだわかってないみたいですね。
ホント美容っていつの時代も、何を信じていいのやらわからないんですよね。
お金をかけようと思えばいくらでもかけられるけど、本当の効果は誰にもわからない…
勤務していた化粧品ブランドでの最後の仕事は「水分クリームというワードを使ってメルマガを書け」というお仕事だったのですが、
こっちは美容ライターじゃねぇんだよ!フランスの製品を韓国発の水分クリームって紹介しろって、プライドはないのか!
と思いながら粛々とこなし、ちょっと水分クリームが気になってしまったキノこでした。
おつかれ!
続きもあるよ