昨年12月のお話。
前にも書きましたが、この家は母が父と別居した際に購入し、全面的にリフォームしました。
当時は、わたしの少し上の世代がベビーブームJr.世代ということと、
千葉のギリギリ都心通勤圏内(通勤片道2時間)という場所柄もあり、
この辺はいわゆる団地とか、マンションと言っても各部屋は鰻の寝床のような間取りが主流でした。
父と別居したおしゃれ好きの母は、寡黙な団塊男とその姑から解放され張り切ってマンションを購入(想像)。
お手頃なマンションを購入して、壁もぶっ壊して作り直すような、大胆なリフォームしてやろうと意気込みました(想像)。
さらに、リフォーム屋さんが色々と新しいことに挑戦、提案してくれる方だったようで(バブル期?)、
その勢いも借りて細部までこだわった家を作ることができました。
当時は珍しいカウンターキッチンで、お風呂はブルーのグラデーションのタイル張り、
トイレもブルーで統一してるし、色々と今でも通用するおしゃれさなんだけどさ…
おかげで…
代替品がないんです!!
さすがに25年放置の家は何かと壊れている部分が多かったので、
色々と取り換えることになったのですが、同じ物はまだしも代替品すらもないことが多く、
合うものを探すのにすごく苦労しました。
特殊だからね!
中でも苦労したのが、洗面台。
うちは構造上、脱衣所、トイレ、洗面台のスペースが狭小で、さらに洗濯機をおいたらもうパンパン。
(ネット回線問題の続き「エクストラコンテンツ・絶望」でこの家の元の図面を見て発覚したのですが、
なんと、元々この家、洗濯機をベランダに置く仕様!!昭和初期!!!)
そのため、コーナー形の洗面台だったのですが、これも最近ではなかなかお目にかからないですよね。
ある日、そんな洗面台から水漏れ発生。
うまき氏とスーパー銭湯に行って帰ってくると、洗面台のふもとに何やら赤い液体が。
えっ!?わたし、いつの間にか鼻血出てた!?!?
さすがにこれはオーナー側で交換してくれるとのことで一安心。
白いプラスチック部分も黄色っぽく変色していて、「換えてくれないかな…」と
密かに願っていたのでむしろよかった、なんてアホ面してたら…
コーナー型の洗面台がない!
リフォーム屋さんも相見積したホームセンターも、合うのがない、とのこと。
(リフォーム屋さんもホームセンターもネットで検索してたんですけど…)
そんな時、母が「いいの見つけたよ〜」と写真付きでLINEしてきました。
ちょうどその時、勤め始めて間もない勤務先で慣れない仕事の最中で四苦八苦していたわたしは、
そんなに細かく確認することもなく、パッと見でおしゃれっぽかったので、
「じゃ、それでお願いします〜」
工事当日、朝早いしうるさいし長いしで、工事が終わるまで別室で寝てみたりしながら待っていました。
工事が終わって確認してみると…
壁紙がないタイル状の柄の部分までが元々の洗面台のサイズ。
両サイドめちゃめちゃ余ってますやん!
工事終了後に確認しに来たリフォーム屋さんも、
「これ…小さいですよね?あれ、40cm…ちょっと社に戻って確認しますね」
数十分後、リフォーム屋さんから電話があり、
「お母様からいただいたメールの通り注文したんですけど…」
そう、母が間違えて発注していました。
リフォーム屋さんも散々採寸してたんだから、事前に気づいてもよさそうなもんだけど…
母に報告し、急いで二人でネット検索の鬼。
ようやく発見した洗面台をすぐに発注し直してくれました。
(代金大丈夫!?と心配しましたが、前の間違えた洗面台を下取りという形で少し差し引いてくれたそうで、
少しは負担を抑えられたようです…)
しかし、リフォーム屋さんは、
「最初の洗面台が60cmでこの間のが40cm、今回のは50cmで10cmしか変わらないのでちょっと…」
って言いながら、コーナーじゃない60cm幅の洗面台を勧めて来たんだけど、
浴室に半身で入れって言うんですか?!
でもまぁこれよりはいいってことで発注。
再工事を待つ間、この40cmの洗面台で顔を洗ったりしましたが、高さが割とあるから顔を洗うと肘から水がつたって
床がびっちゃびちゃ。
しかも、カランのバーがボウル部の割に大きくてしかも固めだから、すごい勢いで水が出てくるし!
そして2週間程待ち、ようやく再工事。
付いた洗面台がこちら!
水道屋さんも思わず、
「シャレてるね〜」
ちなみに、アサヒ衛陶というメーカーさんだそうです。
その日の夜、早速顔を洗ってみたところ…
使いやすい!!
前回のより高さが低くなったし、ボウルの部分が収納より手前にせり出しているので、
顔を洗ってもしっかり水を受け止めてくれます。
これで悩みがまた一つ解決、いや、とても素敵な洗面台が付いて大満足です!
ありがとう、お母さん!!