Webデザイナーがトラックボールを使ってみた結果！

手首ゆる腱鞘炎で絶賛踏んばり中の、Webデザイナーのキノこです🍄

以前に小指の「伸筋腱脱臼」の手術をして（↓その記事はこちら↓）以来、
手首の腱鞘炎の症状は少し治まっていたのですが、
「スプラトゥーン3」の発売とともに終わりを告げました…🦑

とはいえ、前のように腕立て伏せとか、酷い時はドアを押すことさえ辛いという程ではないものの、
仕事でマウスを動かしていると、なーーんか手首が凝っているような、ダルいような嫌な感じ。
そこで、思い切ってマウスからトラックボールに替えてみました！

トラックボールとは

トラックボール (Trackball) は、マウスなどと同様にコンピュータの操作に用いるポインティングデバイスの一種。
上面についている球体（ボール）を手で回転させて、読み取らせた回転方向や速さに応じてカーソル（ポインタ）などを操作する。

出典：フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

これね、母がずっと使っていて、実はバカにしてたんですよ。
バカにしてたというよりは、「わたしみたいなデザイナー上がりで細かい作業をする人には無理無理」
（当時は事務員だったくせに）
なんて言って、とにかく「細かい動きができない、事務用のマウス」だと思ってたんですよ。

しかし、手首の疲れ・痛みにはマウスよりトラックボールという噂を耳にし、
色々と調べてみた結果、思い切って買ってみることにしました！！

ロジクール「MX ERGO」

6千円台で買える同じくロジクールの「ERGO M575」という機種もあって迷いましたが、
前に買ったマウスやキーボードの時みたいに、ケチって中途半端なものを摑まされるよりは、
思い切って上位機種を買おう！と、¥16,940の「MX ERGO」に決めました！！
（会社員辞めてボーナスがなくなってからは、安物買いの銭失いをするようになってしまい…😭）

しかも、もう一つの決め手は2台のPCに接続/切替可能という点！
これなら会社のWindows PCと、マイMac両方で使えるし、今まではデスクにマウス渋滞が起きてましたが、
これも解消されるし一石二鳥！♪
この機能が、安い方のM575にはないようだったので、即決でした。
（しかも先日買ったテレビで貯まったヨドバシのポイントが結構あったし♪♪）

まずは操作感

マウスとの決定的な違いはもちろん、カーソルを移動する際に、
親指でボールを転がすという点です。

まず最初に気になるのは、大きくカーソルを動かしたい時と、細かい動きをしたい時の動かし方。
例えば、画面の端から端にカーソルを動かしたい時、勢いよく素早く移動させたいのですが、
トラックボールだと、何回もボールを転がさなきゃいけないな、という点が気になっていました。
でもそれは設定でいくらでも調整できる！のでご安心ください！

わたしの場合は、結局、ポインタースピード中間くらいに落ち着きました。
最初は欲張って、スピードMAXにして1回の玉転がしで一気にモニターの端から端までカーソルを移動できるくらいにして、
細かいところは精密モード（以下で詳しく紹介します！）で操作しよう！
と意気込んだのですが、ウィンドウの閉じるボタンとかをクリックするのにイチイチ精密モードに切り替えるのもなぁ…
と思い、結局中くらいのポインタースピードに設定しました。普通の人……

ずっと使っていくうちに、大きくスクロールしたい時は下の動画のように、人差し指で動かすようになりました。
そうすると、親指でチマチマ動かすより、一気にカーソルを動かすことができて、わたし的にはいいんですよね〜
裏技的な？

あと、細かい動きは、親指と人差し指でボールを挟むようにして微妙な動きをしたりします。
（これ結構イイ！♪）

機能紹介① 精密モード

ボールの隣にある「精密モード」ボタンを押すと、カーソルが超ゆっくりになります！

これは、細かい動きをしたい時のためのもので、わたしもたま〜に使います。
普段は使わなくてもいいですし、使わなくてもいいくらいのポインター設定にしているのですが、
Photoshopでブラシを使って簡単な手書き風の線かなんかを描いた時に使ったかな？
まぁ、そのくらいですが、あったら助かる時が必ずある機能だと感じるので、頼もしい限りです！

機能紹介② 傾斜角度が変えられる！

別に動画にするほどのことではなかったのですが、買ったばかりの時に傾斜角度の変更方法が
よくわからなかったので、動画にしてみました😅

本体の傾きを、0°か20°に変更できます。
なんでも、人間の手首って直立姿勢の時の向きが一番自然なんだそうです。（チョップの時の向き）
一方、普通のマウスのように、テーブルに手のひらを置いた状態の向きは力が入ってしまい、
さらにマウスは横に手首を動かすので、手首や前腕への負担は結構なものらしいです。

なので、わたしはより負担を軽減できる「20°」に落ち着きました。

機能紹介③ 横スクロール

貿易事務員時代は、主に使用するソフトがEXCELだったので、横スクロールはマストだったのですが、
Webデザイナーになってからは、それほど必要だとは思ってなかったんですよ。
でも、Windowsのエクスプローラー（MacのFinder）で、階層を戻ったりあちこちいく時に、
横スクロールがあるとめちゃくちゃ捗ることに気がつきました！！

機能紹介④ ナチュラルスクロール

いわゆる、スマホと同じ操作感のスクロールです。
昔のMacや今のWindowsでは、スクロールコロコロを下に動かすと、下へスクロールしますが、それが逆。

Webデザイナーになって4〜5年、Macばっかり使っていたので、ナチュラルスクロールに慣れてしまっていました。
しかし、今の派遣先会社からWindows PCが支給されているため、平日にWindows、休日にMacとなると
すごく混乱してイヤー！！
なので、前、Windowsの方をナチュラル方向スクロールに変更しようと思ったのですが、
レジストリを変更したりしなきゃならないらしく、会社のPCで何かあったら、というのと、
色々PCの動きを監視されてる（インストールとか）っぽいので、諦めていました。

それが、付属の「Logi Option」で実現できました！
（会社のPCにインストールしちゃったんだけど、何か言われたら腱鞘炎で、って言おうと思ってます💦）

機能紹介⑤ PC切替

先ほども書きましたが、会社Windowsと自分Macを1ボタンで切り替えて使っています！
省スペースで便利〜♪
¥16,000払ったけど、PC2台＝マウス2個分って考えたらいいじゃない！

機能紹介⑥ 戻る/進むボタン

この機能もEXCELを使っていた時は、ブラウザだけでなく、EXCELのシートの切替のため、めちゃくちゃ使っていました。
最近は忘れて、なくても普通に過ごしていたのですが、改めてブラウザの「戻る/進む」を
ボタンでやってみると、便利！♪
ウィンドウ左上の戻るや進むにカーソルを合わせる面倒がなくなって、やっぱりこれはいいわ〜〜

フィット感

結構大きいです😭
前から聞いたことはあったのですが、ロジクールはスイスのメーカーなので、そもそも
欧米人男性の手を基準に開発されているから大きめ
とのこと。
昔勤めてた化粧品ブランドのフランス人社長、身長も大きかったけど、手がめちゃくちゃデカくてビックリしたもんなぁ…

なので、わたしは手首に小タオルを置いてます。
男性くらい大きい手でガシっとワシ掴みにできたら使い心地良さそうだなぁ〜
あ、わたしは女性の中でも比較的手は大きめなので、手が小さい方は、家電量販店とかで
直接触ってみてから買ったほうが良さそうな気がします…

Photoshopで使えるのか？！

これが問題！
…と思っていたら、全く問題ありませんでした。

私は割と効率厨なので、ショートカットを多用する、ということも大きいかもしれません。
なので、アクティブレイヤーを切り替える時とか、整列とか、フォントサイズや行間などの調整を
全部カーソル移動とクリックでやっている方は、ちょっと慣れが必要かもしれません。

ただ！
ブラシを使ってフリーハンドで描くのは、マウスより難しいかな、と思いました。
わたしはそういう機会は少ないですが、あ、まぁでも、フリーハンドで描く人は
ちゃんとペンタブとか使うか…

Illustratorで使えるのか？！

これがちょっと微妙です😅

アンカーポイントをクリックするときに、結構クリックし損ねることが結構あります…
いやでもっ！私はあまりIllustratorをヘビーには使わないので、逆にまだ慣れてないのかもしれません！
ガチ勢の方は、精密モードに切り替えながら華麗に使いこなせるかもしれません！カッコイイ〜♪

肝心の手首の状態

使い始めて2週間くらいですが、手首の痛み、違和感はなくなりました！！
こんなに早く効果が出てビックリしています！😆

以下の記事でご紹介した、理学療法士さん直伝の手首ストレッチは
続けているものの、マウスからトラックボールに替えただけでこんなに効果がでるとは！！

手首の代わりに親指が死ぬんじゃないか…という懸念はありましたが、
それも今のところ大丈夫そうです♪

結論

トラックボールは本当に手首や腕に優しい！
事務職はもちろん、Webデザイナーでも全然使える！

という結論に至りました。（個人的な感想です）
さっ、思いっきりスプラトゥーンやろーっと！♪